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 VisioでWordArt

 


   ここでは、VisioでWordArtを利用して美術的なテキストを作る方法を深ーく掘り下げて検討します。
Word や Excel ではWordArtを使うことができます、しかしVisioでは直接はできません。そのため、従来は、WordやExcelで作成したWordArtの作品を「コピー」し、Visioに「形式を指定して張り付け」 で、「図(拡張メタファイル)」として張り付ける方法が採られていました。
 

Word のオブジェクトとして挿入する方法


   メニュー「挿入/オブジェクト」でWordを挿入し、さらにメニュー「挿入/図」でWordArtを挿入します。こうするとWordArtの作品をWordのオブジェクトとしてVisioに張り付けることができます。この方法にかかる手間は従来の方法とほとんど変わりませんが、ダブルクリックしてWordArtの機能を利用して編集することができます。ただ、出来上がったものの大きさを自由に変更するのに、すこし不自由を感じます。このばあい、上の場合と同じように「図(拡張メタファイル)」に変換すれば、サイズを自由に変更できるようになります。しかし拡張メタファイルに変換したものは、再びWordArtの機能で再編集することはできません。
 

「 グループに変換」でVisioの図形に変換する方法

 
   WordArtの作品を拡張メタファイルに変換せず、メニュー「図形/グループ化/グループに変換」を使うと、WordArtの作品が変換されてVisioのグループ図形になります。このVisioのグループ図形の中の図形もVisioの図形(Shape)になります。
比較的単純なWordArtの作品の場合は問題がないのですが、文字にグラデーションがかかっていたり、テキスチャーがかかっている場合は、うまくゆきません。下図のようになってしまいます。

 

   グラデーションの部分は細かくて細長い長方形の図形に細分化されます。よく調べてみると、文字の塗りつぶしだけでなく、文字の影の部分も同様に細分化されています。
Debug.Print ActivePage.Shapes(1).Shapes.Count のようなマクロを使って、内部の図形の数を数えると、 1322個もあることがわかります。非常に細かく細分化されているわけです。
 

Visioの図形でも細分化が再現できる


   この細分化の現象は、WrdArtの図形に限りません。拡張メタファイルの図をVisioの図形に変換したときに必ず起こる現象です。たとえば、Visioで楕円を作り、メニュー「書式/塗りつぶし」でグラデーションのかかった塗りつぶしをほどこします。その図形を「コピー」し「形式を指定して貼り付け」で拡張メタファイルとして貼り付けます。その拡張メタファイルにたいして「図形/グループ化/グループに変換」を実行すると、下の図のように細分化が再現できます。
 この場合、先程のマクロで内部の図形数をカウントすると133となりました。つまり、この場合は一つのグラデーションが132個の図形に細分化されています。
 

 

テキストの塗りつぶしの細分化を防ぐには純色を使う

 

   テキストの塗りつぶしの細分化を防ぐには、WordArtオブジェクトをダブルクリックして編集し、塗りつぶしを純色に変えます。WordArtオブジェクトをダブルクリックすると、「ワードアート」のツールバーが表示されるので、その中から「ワードアートの書式設定」ボタンを押します。「ワードアートの書式設定」のダイアログで「塗りつぶし」で純色を選択します。この時、その下にある「透過性」をゼロ以外の値にします。「1%」がよいでしょう。(「透過性」をゼロ以外の値にしないと、文字の面の色が暗い灰色になり、ふちに立体的なフィレ(面取り)が出てきます。)
   そうしておいて、メニュー「図形/グループ化/グループに変換」で、Visioの図形に変換します。結果は以下のようになります。
 


   この図形の内部の図形の数をカウントすると、不思議なことに1366個となっています。数が増えました。何度やりなおしても同じでした。文字の影の部分が細分化されているのはよく見るか、図形の線の色を黒にするとわかりますが、数が増えた理由は多分、テキストの塗りつぶしの透明度を(1%に)設定したためだと思います。この影の部分の細分化は、いま述べた方法では防ぐことはできません。
 非常に手間がかかって大変なのですが、メニュー「図形/合成操作/面の接合」を使って細長い図形を丹念に接合することを繰り返せば、細分化の数を減らすことができます。しかし本当に大変な作業です。また、影の図形は見えないところにも丁寧についています。この図形全体の透視度を50%くらいにしてみると、そのことがよくわかります。 上のテキストに比べて下のテキストの影の図形が大幅に増加していることが分かると思います。
 

 

細分化された影の図形を一つにまとめる


   細分化された影の図形を一つにまとめると、WordArtの元の画像のような立体的な陰影はなくなります。影が全体として単調な色になります。しかし図形が一つになると、図形が軽くなります。取り扱いが楽になるし、ファイルサイズも小さくなると思います。
 

VBAのマクロでDrawRegionメソッドを使う


    細分化された影の図形を一つにまとめるのは、手作業ではとてもできません。VBAマクロでDrawRegionメソッドを使うとできます。そのほかUnionメソッドも試してみましたが、千個以上もある図形を一つにまとめることができるのは、DrawRegionメソッドでした。マクロの紹介は後回しにして、処理の結果だけを紹介すると、下図のようになります。
 


   このようにしてできた図形は、テキストも影も図形の数が少ないので、取り扱いもとても楽になります。
しかし、このままでは、単調すぎるので、WordArtの元の画像の体裁にできるだけ近づけるために、グラデーションをつけたり、「新しい塗りつぶしのパターン」を作ってパターンになる画像を登録し、そのパターンを使ってそれらしくするとだいぶ良くなります。
  「新しい塗りつぶしのパターン」を作るには、以下のようにします。

  1. メニュー「表示」で「ドローイングエクスプローラ ウインドウ」を選択する。
  2. ドローイングエクスプローラの「塗りつぶしのパターン」の上で右クリックする。
  3. 「新しいパターン」を選択する。
  4. 「新しいパターン」というダイアログの中で、新しいパターンの「名前」を入力する。
  5. 「基本動作」を選択する。
  6. [OK]ボタンを押す。
  7. こうすると「新しいパターン」が追加される。
  8. この新しいパターンをダブルクリックする。
  9. パターンを登録するためのページが開く。
  10. そこにJPG画像かVisioの図形を貼り付ける。
  11. このページを閉じる。
  12. lこの時「・・・・更新しますか」と聞いてくるので、[はい]というボタンを押す。

これで新しいパターンができました。
  今度は、以下のようにして、登録したパターンを適用します。

  1. この新しいパターンを使う図形を選択る。
  2. メニュー「書式」/「塗りつぶしをクリックすっる。
  3. 「塗りつぶし」のダイアログが表示される。
  4. このダイアログの中で「パターン」という欄のドロップダウンリストを開く。
  5. 一番下にできた「新しいパターン」をクリックする。
  6. [OK]ボタンを押す。

 

   以上の作業で、WordArtの作品をVisioの図形に変換することができます。この操作をVBAのマクロにしたものが以下のマクロ「Visio-WordArt」です。以下では、この「Visio-WordArt」の使い方を説明します。
 

Visio−WordArt の使い方


  まず、Visio-WordArt のファイルをここからダウンロードして、解凍してください。解凍したVisioのファイルを開くと下の図のようになります。マクロを使用していますので、VBAマクロが使用できるようにしてください。
   一番上の注記は、まず最初の使用法が書いてあります。ここに書いてある、「VisioArt」というテキストが、作品のテキストになります。ここでフォントを変えることもできます。作品の文字の形は、ここで変えたフォントの形になります。自由に変更してください。
   その下の「LAYOUT」は、WordArtのテキストの配置の外形を表します。黒いアイコンの上の数字は、このプログラムで配置を指定するときに使う番号です。その下の「Effect in 何々」と書いてあるものは、WordArtの塗りつぶしのパターンや影のパターンを表します。これにも番号が振ってあります。
 

 


   そこで、上の図の注記のように右クリックしてメニュー「Visio WordArt」を選択すると、下図のようなダイアログが出ます。これは、図形データ(カスタム・プロパティ)のダイアログです。上の二つのデータが、上の図で説明した配置と効果です。普通は、この二つしか使いません。EFFECTには上の図の「Effect・・・」の中から選んだ数字を入れ、LAYOUTには、上の図の「LAYOUT」から選んだ数字を入れます。そして[OK]ボタンを押します。あとは、辛抱強く待って、出てきたメッセージにこたえるだけです。処理には数分かかるものもありますので、辛抱をお願いします。
   もし、文字を斜体や太字にしたい場合は、「太字」、「斜体」の欄の値を 1 にしてください。ゼロの場合は標準の形になります。 幅と高さは、WordArtを作る時の図形の広さを指定する場所です。文字数が多くて、入りきれないときは個のサイズを変える必要があります。LEFT,TOPはテキストの起点の位置を示します。プログラムが受け付ける値については、マウスカーソルを各々の欄に持ってゆくと、一番下の「プロンプト」に表示されます。
 

 


   上のデータのままですと、下の図のような図形ができます。
 


   これでは小さくて分かりにくければ、ズームの倍率を上げるか、マウスで図形そのものを大きくしてみてください。
 


   使い方は、それだけです。あとは、配置と効果をいろいろ組み合わせて、いろいろなバリエーションを楽しんでください。ただ、このプログラムは、時には1500を超える細かい図形を処理しますので、パソコンの状況によっては、Visioがダウンすることもあります。そのような場合は、Visioを起動しなおして、もう一度試してみてください。かなりCPUやメモリを食いますので、ご辛抱ください。

 2009年7月4日

 

3次元の影を生かす


   以上では、WordArtがせっかく作った立体的な影を一つにまとめてしまったため、単調になりすぎててしまいました。
この反省に立って、立体的な影はそのままEMF画像として残し、テキストの部分はVisioのシェイプとする、折衷案を考えました。その結果、以下のマクロを作りました。以下のマクロでは、一度細分化された立体的な影を再びEMF画像に変換します。バイト数は以前よりかなり大きくなりますが、表現力が増します。テキストの部分がVisioの図形なので、Visioの塗りつぶしのメニューで、編集できます。中途半端かもしれませんが、この方がよいという場合も多いと思います。以下のマクロの難しかった点は、テキストの図形と影の画像の位置とサイズをぴったり合わせることでした。
 

 


  ところで、Visioの図形の塗りつぶしの機能は、純色の場合はよいのですが、グラデーションをかけると周囲がぎざぎざになることがあります。周りに線がある時はよいのですが、周りに線がないとぎざぎざになります。そこで上の図のような場合には、テキストの周りの線をありにしました。できるだけ細くし、色もテキストの色にできるだけ合わせるようにしました。テキストに2色のグラデーションがかかっているときは、2色の平均の色にしました。それでも線が気になる場合がありますが、ぎざぎざがなくなり、美しい図形を作れるようになりました。
 

 新しいマクロの図面はこちらからダウンロードできます。

  2009年7月16日

 

 

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